Original K-Map(以下K-Map)のプレス(Press)について、その概要を説明していきたいと思います。
プレスを行う意味
皆さんは、なんとなくPress系のトレーニングを行っていませんか?
プレス動作は上半身を主に鍛えることから、
ジャンプ力やスプリント力の向上を目指すアスリートにとっては
なんのために行っているのか目的が曖昧な場合があります。
トレーニングには全面性の法則というものがあり、
全身を鍛えることは原理原則からも重要なことがわかります。
K-Mapにおけるプレスの種類
プレスで最も有名なのはベンチプレスです。
ベンチプレスは大胸筋を鍛えるトレーニングとして行われることが多いです。
王道のベンチプレスに加え、
肩を鍛えるフロントプレス、バックプレス、爆発力が要求されるプッシュプレスを
K-Mapでは紐解いています。
プレスはコンタクトスポーツやコリジョンスポーツにおいて特に有用です。
このようなスポーツでは、
レッグドライブやトルソードライブなどの地面からの反力を上肢に伝達させる能力は
相手との競り合いの強さを得ることができます。
大地の力を自分の力に変換することで圧倒的な当たり強さを手に入れることができる
Kazuma Yamazaki
プレスの構成要素
K-Mapにおける、デッドリフト実施のための構成要素は下記の3つです。
可動域
筋機能
テクニック
また、そこにトレーニング種目を段階性も持って紐付けています(一部動画提供もあり)。
本ページではK-mapの”ベンチプレス”を例に説明します。
可動域
ベンチプレスで重要視される関節可動域は
☑ 胸椎伸展の可動域
☑ 肩甲骨内転・下制の可動域
☑ 肩関節外旋の可動域
☑ 肩関節水平伸展の可動域
ベンチプレスは身体後面を全体で反らせた状態(アーチ)で
肩関節の水平伸展と水平屈曲を繰り返す動作になります。
上記の関節可動域を確保することは、
大胸筋に最大伸張を加えるためにも、下肢の力を効率良く上肢へ伝達させるためにも、必要不可欠です。
K-Mapではこれらの可動性を獲得するための方法(トレーニング種目)までを紐解き、繋がりを示しながらマップを構成しています。
筋機能
主な筋機能
☑ 大胸筋や上腕三頭筋などの主動筋の筋発揮
☑ 負荷に対して肩関節周囲を安定させるためのローテーターカフ
☑ パッキング姿勢を作るための肩甲骨内転・下制の保持
☑ レッグドライブのための膝関節伸展筋力
☑ 体幹を安定させるための腹腔胸腔内圧と体幹筋群
他の胸の種目に比べて、全身の筋機能を動員させて協調的に筋発揮させることがベンチプレスで高重量を扱える理由ですね!
テクニック
ベンチプレスのためのテクニックをご紹介します。
☑ パッキング姿勢の獲得
正しくパッキング姿勢が作れることで大胸筋の圧倒的な伸張感を得ることができます。
☑ レッグドライブの獲得
挙上のときに膝を伸展させるように踏ん張ることでアーチが強くなるためより強く挙上することができます。
上記2点のテクニックができれば格段に挙上重量が増えます!
K-Mapでは正しいベンチプレスの動画と説明を紐づけているため、視覚的にも言語的にも正しい動作を確認することができます!
アスリートにとってなぜプレスが必要なのか?
プレス系で鍛えることができる身体の前面の筋肉や肩周りの筋肉は
ジャンプ力やスプリント力に直結しないかもしれません。
しかし、先述した相手とコンタクトや競り合いのある競技、投球を行う競技などでは
プレス系の力を下肢から上肢に伝達する能力は重要になります。
K-Mapではそのようなプレス系を種類ごとに深掘ることで以下が可能となります。
トレーニングの意識性の原則からも競技動作のどの局面で必要な能力なのかを伝えることでその後のスポーツへの転移がスムーズになります!
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